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Day 3rd - Evacuation -
朝5時ごろだったろうか。夢と現実の狭間で、騒がしい音がする。
ドンドンドン!!
何やら五月蝿い。上の階のBarry(オーナー)達がもう起きてきたんだろうか? しかし、前日の3時間半に及ぶ山歩きで疲労困憊の自分は、無意識のうちに頭から布団を被り、睡眠を確保しようとしていた。
ドンドンドンドン!! 『$%※¥*+!!!!』
どうやら夢じゃない。現実だ。外で誰かが窓を叩いて、何か言っているようである。一体何なんだよ…、と思いながら窓を開けると、Jan(オーナー夫人)が切迫した表情で事情を説明しはじめた。そして、その有り得ないニュースに、先ほどまでの眠気は一瞬にして吹き飛んでしまった。
『トンガで大きな地震があったの!!!! もしかしたらあと50分で津波が襲ってくるかもしれないから、テレビの速報をチェックしながら、いざというときには逃げられるようにしておいて!!』
『わっ、わかった』
いね嫁も既に起きているが、あまりに現実感のないニュースにイマイチ状況が飲み込めていないようだ。別の部屋で寝ていたまつさんも騒ぎを聞きつけて、起きてきた。テレビをつけてみると、確かにNZに津波警報が出ている。モーテルの目の前は海であり、海抜1m程度の高さしかないため、大きな津波がきたら100%被害を受けてしまう。高台の避難所に移動するというBarry達についていくことにし、パスポート等の絶対に必要なものから優先して車に積み込む。緊急事態だが、だからこそ焦ってはいけない。
そうこうしていると、津波警報が解除されたという一報が入ってきた。最悪スマトラ島のような被害を想定していたので、ひとまず安心である。Barry達はそれでも念のために避難するというので、自分達も大事をとって車で避難所に移動。避難所には近所の人が数組集まってきていた。しばらく待って何も起こらないことを確認し、Barry達と共に宿へ戻るともう朝7時になっていた。
Day 3rd - The fishing has finally begun!! -
釣りをする前からすでにヘトヘトである。睡眠不足も堪えるが、何よりも精神的に磨り減ってしまった。だが、今日は海も落ち着いてきて釣りが出来そうだったので、朝食をしっかりとって、さらに昼食の準備をして、Lottin Pointへ向かうことにした。
車を停めて準備をしている最中、初めてここに来たいね嫁が『ねぇねぇ、あの山のどこまで行くと?』と尋ねてくる。ズバリ『あの山の向こうまで(爆)』というのが答えだが、それを言ってしまうと出発前からいね嫁が萎えてしまうので、適当に誤魔化しておいた。まつさんも、『大したことないですよ、ははは…』と乾いた笑いで受け答えしている。
昨日ルートを探しておいたおかげで、中間点まではすんなりと来れた。いね嫁もなんとかついてきている。『ここからは降りていくばっかりだから』と、励ましの言葉をかけた自分であったが、それが甘かった。
今度は磯場に降りていく道がわからない。何もない草だらけの山を彷徨い歩き、最終的にはとんでもない崖を冷や汗かきながら降りて、なんとか目的の釣り場に到着したときには、昼12時。出発からすでに2時間半も経過していた。
しかし、やっとここに来れたことに深い感慨を覚える。前回釣行時、目測15kgのキングをバラして以来である。タイムリミットは3時半。この山道を暗くなって歩くのは自殺行為なので、明るいうちに車まで戻らなければならない。急いでタックルを準備し、各々キャスト開始する。いね嫁は日本と同じタックル&ルアーで、5kgまでのキング、カウアイ、マダイなどを狙う。自分はポッパータックルとジグタックルを準備し、海況と相談しながら使い分けていく作戦である。沖でいい感じの潮が流れているので、飛距離優先でジグタックルを選択し、沖の流れのヨレに
チャクラのデルタ135gを打ち込む。水深は20m程度なので100gでも問題ないのだが、
リーダーがナイロン50号を4ヒロとかなり本気モードなので、それに負けずにアクションする重めのジグを選択している。
ほどなくして、
いね嫁に瀬際でヒット!! スムーズなファイトの末に揚がってきたのは、
2kg程度の紛れもないキングだった。とりあえず魚が釣れたことで、長時間歩いた甲斐があったと、いね嫁も納得の表情。このあとも、カウアイを2本連続で掛けたいね嫁だったが、ジャンプ時にテンションが緩んで2本ともバレてしまった。
もう瀬際にはキングの姿が確認できなかったので、続けて沖を探ると、
10回ほどシャクったところで自分にヒット!! だが小さい。かなり小さい。テーリングしているルアーを回収しているのと変わらないくらいのファイトで揚がってきたのは、
極小サイズの1kg(未満?)キングだった。泳がせのエサに丁度いいサイズに、思わず苦笑い。だが、これもまた紛れもない第一歩。自分のジグに反応してくれたことに感謝しつつ、海に帰ってもらった。
続いて、
まつさんも2kg半くらいのサイズをジグでゲット。どうやら今日はこのサイズばかりのようである。ならばせめて数を…と思うが、潮が変わってしまって後が続かず、3時半になったためゲームセット。帰りにやっと"正しい道"が発覚し、1時間40分程度で車まで到着した。前回Markと来たときは片道1時間15分程度だったが、あのときはヤギ並みのスピードで闊歩するMarkに置いていかれない様に急いだから速かっただけのようだ。
本日の歩行時間:4時間10分
本日の実釣時間:3時間
なんだか歩いてばかりである。
| タックル(いね) |
| ロッド |
MC Works' レイジングブル100XR(プロト) |
| リール |
ダイワ ソルティガZ6000 |
| ライン |
よつあみ ウルトラジグマン 6号 |
| リーダー |
ナイロン50号(170lb) |
| ルアー |
チャクラジグ デルタ135g グリーン
|
| タックル(いね嫁) |
| ロッド |
ダイコー プレミア PMRJ-92MH |
| リール |
ダイワ ソルティガZ4500 |
| ライン |
よつあみ ウルトラキャストマン 4号 |
| リーダー |
ナイロン40号(130lb) |
| ルアー |
UZU 俺のシャバジグ70g ピンク
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