ショアGT遠征2004
FILE 06 -クライマックスは突然に-
いつもよりちょっと早めに釣り場に出かけると、まだ薄明るい時間に港内で
イソマグロのボイルが頻発!! 姿が見えているものだけでも、20kgは超えていそうだ。
「もらった〜!」とばかりに3人で投げまくるもヒットせず。
明るい時間の魚はなかなかヒットしませんな〜。
外海側に移動し、キャストを続けていると奈良弟さんにヒット!

上がってきたのは、レギュラーサイズの25kgGT!!
1時間ほどたって、奈良弟さんにまたまたヒット。

あまり引かなかったらしく、本人は「ギンガメっぽいなぁ〜」と言っていたが、
上がってきたのは20kgのイソマグロ!
さらに1時間後、もう誰にも止められない奈良弟さんが、
レギュラーよりちょっと大きい30kgGTをゲット!

釣りすぎですよー(笑)
その10分後、今度は奈良兄さんが35kgのナイスサイズをゲット!

この日は、トビの気配が濃いわけでもなく、GTのボイルもほとんどないのだが、
何故かよく釣れるという不思議な日だった。
そしてそして!! 好調の奈良兄弟の2人に遅れを取ったが、やっとのことで自分にもヒットぉ〜!!
グイグイラインがでて、止まったあとも抵抗しまくりでナイスサイズを予感させる。
フットポンピングを使い、全身の力で魚を寄せる!
で、いざ上がってみると…

なんと尻尾にラインが絡まっているだけだった。
それであんなに引いたわけね〜(笑)

フックをはずすのではなく、絡まったラインを『ほどく』の図。
というわけで、キズ一つつけることのないやさしいファイトで
本日のファーストGTゲット!

やや複雑な表情で写真撮影(笑)
よく肥えていたので33kgってところかな?
| ロッド: | Offshore Stick WRC88C/40 |
| リール: | 98ステラ10000H+ADTスプール |
| ライン: | ディープワン8号 |
| スペーサー: | ディープワン20号 |
| リーダー: | VARIVASナイロン80号+シーハンター80号 |
| ルアー: | ビッグマウス150 |
| フック: | GTスペシャルフック6/0+8/0 |
まだまだフィーバータイムは続き、奈良兄さんが25kgをゲット!!

さらに×2、また×2、奈良弟さんが25kgくらいの同サイズをゲット。

ミラクル絶好調ですな〜。
その後、2時間ほど沈黙が続き、本日はもう終わりかと思われた午前2時前、
ドラマのクライマックスが突然訪れたのであった。
港内でボイルを発見し、そちらまで移動してキャスト。
20mほど引っ張ってきたところで、「バフッ」と出るも乗らないので、
ステイさせて2回目のアタックを待っていると1回目よりも派手に
「バッカーン!!」と出て今度はしっかりフッキング成功!
と同時に、もの凄い勢いでラインが出て行く!!!
これまでの魚とは一味違う走りに大興奮するが、ノンキに引きを味わっている場合ではない。
魚はリーフに向かって一直線に激走しているのである!!
そのままではまったくもって止まる気がしないので、
普段はやらないサミングをかけてどうにかこうにか魚を止めようと試みる。
ラインの強度を見極めて、ギリギリのテンションに調節し、
なんとかリーフに到達する前に魚を止めることができた。
すかさずポンピングで寄せに入るが、魚はだんだんと堤防先端に向かっているので
自分もそちらに移動する。寄せるときの魚の重量感が半端ではない。
これは絶対デカイ!!!!
魚は、今度は堤防の外側の角の向こうに行こうとする。
マズイぞ。。ここの堤防は、内と外の高低差が激しく、すぐに移動とはいかないため、
角の向こうに行かれたら非常にヤバイのである。
なんとかこちらに引き寄せようとするが、相手も百戦錬磨の大型魚、
勝負所を本能的に知っているのか、簡単には寄らず、結局外海側に出られてしまった。
堤防の角で一瞬メインラインを擦った感触があったが、幸いまだ切れてはいない。
しかし、ここで踏ん張っていても切れるだけなので、あえてラインをフリーにし、
ロッドを奈良弟さんに持ってもらって自分はハシゴを使って外海側の高い部分に移動する。
そして、上からロープを垂らし、そのロープにロッドを繋いでもらって
外海側にロッドを引き上げ、それから外海に向かってファイト再開!!
ラインをフリーにしている間に、魚はまた120m以上ラインを出しており、
これからまた魂のポンピング作業が始まる。
とにかく魚がデカイので、普通にポンピングしたのでは全然寄らない。
足を使い、腰を使い、腕を引き絞り、全身全霊で魚の頭をこちらに向けようとするが、
次第に腰に激痛が走るようになり、思うようにロッドを立てることが出来なくなってくる。
ロッドを持っているだけで苦痛になり、自分の中の弱い心が顔を見せ始める。
しかし、ここまで来たんだ、ここで頑張らないでいつ頑張るんだ!!と自分に言い聞かせ、
最後の力を振り絞って魚を引き上げる!!
約20分間におよぶのファイトの末、ついに上がってきたのがこのモンスター…


140cm 48kg(実測)の大型GTである!!
| ロッド: | Offshore Stick WRC88C/40 |
| リール: | 98ステラ10000H+ADTスプール |
| ライン: | ディープワン8号 |
| スペーサー: | ディープワン20号 |
| リーダー: | VARIVASナイロン80号+シーハンター80号 |
| ルアー: | ビッグマウス150 |
| フック: | GTスペシャルフック6/0+8/0 |
これまでに上がった魚とは明らかに異なるその巨躯に、3人とも「デケェ!!」を連発。
写真撮影のときも、もう腰が痛くて地べたに座り込んでしまった。

縦持ち写真も、渾身の力を込めて持ち上げるが長時間は持っていられない。
それほど馬鹿デカイ魚だった。
このGTは、昨年までの自分だったら100%獲ることができなかったと思う。
最終的には腰が痛くなってしまったが、それを補うフットポンピングを
行うことができたし、握力がなくなることもなかった。
1年掛けて肉体改造を行った、その成果が結果となって現れたことに
大きな喜びを感じる。自分のやってきたことが間違っていなかったと
確信が持てた。地道な努力を重ねておいて本当によかったと思う。
もちろん、ロッドの受け渡しやランディングをサポートしてくれた
奈良兄弟のお二人のおかげで獲れた魚である。
この場を借りて、お礼申し上げます。
一つのゴールであった40オーバーの壁を思わぬ大型で突破した本日から、
次の目標を50オーバーに設定し、この海に臨み続けることにした。
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