--- vol. 2 ---
迷い そして決断
前回の大爆釣劇のほとぼりも冷めぬまま迎えた、次の休み。現地に滞在している特派員(?)の情報によれば、状況は決して芳しくはないという。出発リミットの2時間前まで悩みぬいた末、みのさんと電話会議を行う。
いね:『今週どうします?』
みの:『どうかね〜。釣れとらんっちゃろ?』
いね:『あんまよくないみたいっすね〜。でも、行きたいっすよね〜。』
みの:『うんうん。行きたいねぇ。』
いね:『…昼にオプションで瀬渡しできるか聞いてみましょっか?』
みの:『おっ、いいねぇ〜。』
と、このような話の流れになり、地元の人に瀬渡しが可能であるかどうか聞いてみると、OKだという。もしナイトゲームが空振りに終わったとしても、昼に沖磯を攻められるのならば、ということで出撃となった。今回は、初上陸の地に挑戦することにし、特派員が滞在する地にはまるさんと若頭が乗り込むこととなった。SLHK初のショアGT分担作戦である。
事故
現地到着後、さっそく船に乗り込み沖磯に渡る。この海域ではベタ凪と言っていい海況であるが、ときおり潮波が瀬際に寄せてくる。船は、ホースヘッドにジョイントがないタイプであるため、完全には瀬付けせず、船から磯に飛び降りることになる。まず、最初にエサ師のKammyさんが磯に飛び乗り、自分がホースヘッドから荷物をKammyさんに渡す。船が安定しないので、困難かつ危険な作業である。

みのさんファイト。
荷物をすべて瀬に上げ終え、自分が磯に飛び降りる番となった。船が磯に近づき、さぁ飛び乗ろうとしたそのとき…気づけば磯に落ちていた自分がいた。あとで分かったことだが、船から飛び移ろうとしたまさにそのとき、引き波で船が下に下がってしまい、蹴り足が空振りして磯に転落してしまったようだった。
両スネを強打したことは痛みですぐに気づいたが、とにかく今は斜面から平地に移ることが先決だと思い、上に登る。磯と船に挟まれる最悪のケースは免れた。右スネは大した痛みではないが、左スネがかなり痛む。恐る恐るズボンをめくると、軽い目眩が襲う。
左スネに長さ15mm、幅10mm、深さ8mm程度の「穴」が空いている。磯の突起に打ちつけて、肉が陥没してしまっているのである。骨はギリギリ見えていないが、かなり酷い怪我であることは一目瞭然である。とりえあず、Kammyさんの持っていたミネラルウォーターで傷を洗浄し、タオルをロッドベルトで縛って止血を行うと、意外と早く血が止まった。本来なら船を呼んでさっさと帰るべきところだが、せっかくの昼磯ということで、ついつい釣りを続行してしまった(良い子は絶対にマネしないように!!)。
「死臭を放つ男M」汚名返上!?
さて、肝心の釣りのほうであるが、大潮のわりには潮がイマイチ流れず、魚の気配も明らかに薄い。これでは怪我のし損だと思いながらもGTポッパーや150gクラスのジグを投げ倒すが、アタリもチェイスもありゃしない。傷が痛むので、投げては休みを繰り返していると、ちょっと離れたところでジグをシャクっていたみのさんがファイト中なのに気づいた!!

男Mのカスミから始まる遠征物語(笑)
安定したファイトののち揚がったのは、50cmクラスのカスミだった。何を隠そう、これがみのさんにとってこの海域「初」の魚類である(ちなみに、3週間前の遠征ではウミガメ一匹に終わったらしい ^^;)。やっと見えた魚の姿に色めき立ち、自分もジグをシャクり倒すが、まったく反応なし。もしや死臭を放っているのはみのさんじゃなくて俺!? 先週で1シーズン分の運を使い果たしてしまったのだろうか…?
足元のサラシの下には、何やら小さな魚がちらほら見えるのだが、ポッパーはおろかミノーにもジグにも反応がない。そこで、サラシの出ているポイントをKammyさんに譲って、自分は傷の様子を見ながらしばし見学することに。
マキエが効いてきたのか、Kammyさんにヒット!! 磯竿を軽快に曲げたのは、みのさんと同サイズのカスミだった。ちなみにツケヱはキビナゴ。


カスミもこのクラスの磯竿で掛けると面白そう。
Kammyさん with カスミ(^^)
このあとも3人であれこれ試したのだが、結局大物は上がらず終いであった。自分に至っては、アタリすらなし。怪我の代償がこれではあまりにも酷すぎる。
すべてが裏目
日暮れ前に磯から戻り、診療所で傷の手当てを行う。看護婦さんに「なんでもっと早く来んかったの!!」とお叱りを受けながら、Kammyさんに局部麻酔を打ってもらい、傷を洗浄&消毒。ガーゼを当て包帯を巻き、化膿止めを処方してもらって…いざ釣り再開!!(爆)

エサ師にヒットした20kg弱のイソマグロ。
港に行くと、すでにエサ釣り師のウキが10本ほど並んでいるが、特に釣れている気配はなし。昼はあれだけ穏やかだった天候が一変し、10m/s近い強烈な風が吹き付けている。横風でラインスラックがかなり出てしまうため、ポッピングが相当難しい。そのうち雨まで降り始め、過酷な条件での釣りになってきた。
過去、このような悪天候の中でも爆釣を経験しているため、諦めずにロッドを振り続ける。一度、ベイトの姿を確認できたときはアドレナリンが一気に分泌されたが、フィッシュイーターの反応はまったくなし。結局、確認できたエサ師にヒットした20kg弱のイソマグロのみであった。
明け方になり、昼に船釣りをしていた3人組みと話をすると、なんと自分が治療を行っていた時間にベイトが大量に接岸していたらしい。幸い、揚がったのはミニGTとギンガメだけだったようだが、ベストの時合いに怪我の治療をしていたとは…我ながら泣けてくる。
心の中で号泣しながら帰路につき、まるさんたちと合流。まるさんは昼にジグで5kgクラスのイソンボを揚げていた。また、昼に磯でGTが出たり、夜明け後の朝マズメにキハダが釣れたりと、なかなかの好況だったらしい。一方、こちらは全治2週間の怪我とノーバイト。。。好調の中、同じくノーフィッシュに終わった若頭の存在だけが唯一の癒しとなったのであった(笑)


かの地にてまるさんが揚げたイソマグロ5kgクラス。いいねぇお魚が釣れて…(T-T)
Kammyさんが後日揚げた15kgのGT。いいですねぇ、みなさん釣れて…(T-T)
| TACKLE 1 | |
| rod: | SHIMANO OCEA GT 97RS |
| reel: | DAIWA SALTIGA Z6000 + 6500spool |
| line: | YGK YOTSUAMI ULTRA DYNEEMA #8 (100lb) |
| spacer: | YGK YOTSUAMI POWER HUNTER #30 (220lb) |
| leader: | VARIVAS SHOCK LEADER NYLON #80 (220lb) |
| fighting leader: | YGK YOTSUAMI SEA HUNTER #80 (300lb) |
| lure: | EXTREME GHICOPOP 160g |
| TACKLE 2 | |
| rod: | SMITH WRC88C/40 |
| reel: | SHIMANO 98STELLA 16000H |
| line: | YGK YOTSUAMI ULTRA JIGMAN X8 #8 (113lb) |
| spacer: | YGK YOTSUAMI POWER HUNTER #30 (220lb) |
| leader: | VARIVAS SHOCK LEADER NYLON #80 (220lb) |
| fighting leader: | YGK YOTSUAMI SEAHUNTER #80 (300lb) |
| lure: | EXTREME GHICOPOP 160g |
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