--- vol. 3 ---
あんたスネに穴開いてんじゃないの?
「はい、その通りです。」

フェリーのブリッジにてご機嫌のみのさん。ちなみに彼の写真はこれ以降レポートには出てきません。だって釣ってないから(爆)
しかしながら、自らを傷つけたのが釣りであるのならば、それを癒せるのもまた釣り以外にはない。
こんな、一般人はおろか普通の釣り人にもまず理解不能な考えを持って遠征を繰り返してしまう自分に、「馬鹿なんじゃないのか?」と自問自答を繰り返すが、すでに答えは出ている。ズバリ「大馬鹿」なんである。
傷はまだ痛むが、出発直前に病院に行き、怪我をした先週に比べれば格段に良くなっていることを確認。先生には「今から釣りに行きます」なんてことは口が裂けても言えないので、「今週末は大人しくしておきます」と軽く嘘をつき、目的地へ車を飛ばす。
道中でJerremyさんを拾い、港でまるさん&みのさんと合流。ここから長い船旅である。でも、もう通い慣れてしまって、特に長いとも感じないようになってしまった。

カマジャ11を試し曲げする"High Cut"Jerremy。顔逝っちゃってます。
現地到着後、まるさんとみのさんは早速堤防に入って釣り開始。自分は傷のことがあるので、明るいうちは民宿でゆっくりしておいて、夜の本番に備える作戦。Jerremyさんも民宿泊まりなので、彼のタックルのラインシステムを組んだりしながら時間を潰す。システム完了後、Jerremyさんは待ちきれなくなったのか、堤防に出撃。自分はしばしの仮眠zzz
昼の堤防では、まるさんが相変わらずの魚運を発揮しており、まずはジグでカスミゲット。このカスミ、直前にみのさんのジグに反応したようだがフックアップせず、そこをまるさんが横取りヒットしたらしい(^^;
さらに今度はリーフ際でカスミをゲット。以前はトップの釣りがしっくりきていなかったまるさんも、カンパチを釣ってからはすっかりこの釣りの魅力に目覚めてしまった様子。それにしても相変わらずよく釣りますな。
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| まるさんがゲットしたカスミちゃん。両方とも50cmクラスだが、昼間の暇つぶしには十分な相手である。 |
ツムブリとチビキと自然界の序列

まるさんがWB103HSでゲットしたツムブリ。絶好調ですな。

チビキもおバ○だけど、この人もおバ○です。
夕方になり、自分も釣り場へと向かう。タックルをセットし、試し投げをしてみると、傷の調子は悪くない。少なくとも、キャストの度に左足に痛みが走っていた先週に比べれば格段に良い。これなら一晩やっても大丈夫そうである。あとは魚が掛かってどうなるかだが、こればっかりは掛かってみないことにはわからんとしか言いようがない。
暗くなるまでの間、WB103HSでジグをシャクってみるが、アタリなし。やっぱり暗くなってからが勝負かな?と思っていると、リーフ際で一人黙々と振っていたまるさんが「ヒットぉ〜」と叫んでいる。
一応落としタモを持ってまるさんの元に向かうが、それほどのサイズでもなさそうである。かくして、水面まで浮いてきたのは4kgほどのツムブリ。よく見てみると、後ろにまだ魚が付いている。ツムブリよりはやや小ぶりなサイズ。最初はもう一匹ツムブリが付いているのかと思ったが、よーく見てみるとチビキのようだ。
Jerremyさんがタックルを持ってきてジグを落とすのだが、チビキはジグには見向きもしない。普通このパターンだと一撃で喰ってくるはずなのだが??
チビキの動きをよーく観察してみると、その理由がわかった。なんと、このチビキは自分よりも大きなツムブリにアタックしているのだった(^^; あまりにも果敢にアタックしているので、上で見ている自分たちも思わず苦笑い。おかげで、揚がったツムブリは傷だらけ。写真にも写っているツムブリの真ん中の傷も、チビキの噛み跡である。
チビキの常軌を逸した行為に、自然界の厳しさと魚のバカさ加減を学んだ我々であった…
死臭病と一瞬の間隙
そして待望の夜を迎え、大口径ポッパーを振り続ける漢たち。前日はベイトもボチボチと入り、小型中心ながらもGTが4本捕獲されていたため、ある程度は期待できるかと思っていたのだが…ここで大誤算。
ベイト入らず(T-T)
こうなると、一気に形勢が悪くなってしまう。とにかく釣れる気がしない。これもやはり、死臭病に冒されていると評判のみのさんの成せる業なのか…(死)
夜中2時、それまで小降りだった雨が本降りになり、横殴りの雨が顔を叩きつける。普段は寝ずに釣り続けるまるさんだが、昼に頑張りすぎたせいか、頭が痛いからと車で仮眠中。みのさんも、雨に辟易して車で仮眠。Jerremyさんは堤防上に残っているものの、体操座りで置物状態。結局、大雨の中ロッドを振っているバカは自分だけになった。眠気も襲ってきてかなり辛い状況ではあるが、ある意味これはチャンスである。この海を独り占め!!
無心のポッピングを繰り返す自分に、本日最初のチャンスが訪れる。2秒ほどステイさせていたポッパーに、「ガババッ」っと魚が出た。だが、乗らない。次のバイトを待ち、さらに5秒ほどステイさせると、また「ガババッ」っと出るのだが、またしても乗らず。バイト音からして魚が小さいようだったため、ポッパーをしっかりと咥えきれなかったのだろうが、この状況でのバイトミスはあまりにも痛い。痛すぎる。
あまりの情けなさに凹んでいると、知り合いのう○こさんがやってきて、ペンシルでサクっとキハダを揚げてしまった。最近キハダが回っていて夜でも釣れるという話は聞いていたが、その光景を目の当たりにしてやっぱり驚いてしまう。

WB103HSでキハダと対峙。根に走る魚ではないので怖さはさほどでもない。PE4号ながら、ラインキャパは十分!!
ここで狙いをGTからキハダに完全に切り替え、タックルをWB103HSに持ち換える。ルアーはK-TEN175S WORKS。う○こさんがキハダを釣ったポジションに入り、回遊を待つ。自分の左ではJerremyさんがアゴペンを振っている。まるさんも起きてきて、さらに左でペンシルを投げている。
10分ほど経っただろうか。沖から「ドンドンドン」とキハダミサイルが3連発で突っ込んできた。『よっしゃ〜!!』と叫びながら3人一斉にキャスト。そしてまずはまるさんにHIT! 続けて自分にHIT!! さらに間に挟まれてルアーを回収しようとしていたJerremyさんにもHIT!!!
堤防シイラさながらの光景にボルテージが一気に上がるが、周りが暗いため魚の動きに合わせてポジションチェンジをするのがかなり難しく、また危険である。
そうこうしていると、まずまるさんが堤防の角にメインラインを擦ってブレイク。次にJerremyさんのがフックアウト。でも自分のはしっかり付いている(^^) 『いやー、悪いねー』などと軽口を叩きながら、キハダとのファイトを楽しむ。魚のサイズは恐らく10kgを超えているが、根に走る魚ではないので、さほど怖さはない。
そこそこラインを出していったが、ファーストランも終わり、バットパワーを生かしてグイグイ寄せる。GTロッドではないのでタモ入れのときに魚のコントロールにやや手こずったが、最終的には無事にネットイン!!


12kgのキハダ。こんなんをショアから釣るチャンスはもう二度とないかも?
実測12kgのキハダ。この海域では決して大きな魚ではないのだが、初めてキハダを釣ったし、青物タックルで揚げることができたので、そこそこの満足感は得られた。
まだキハダが回遊してるかもしれないと、まるさんがタックルを組みなおして再チャレンジ。WB103HSでK-TEN175S WORKSを振っている。すると、まるさんに今釣行5回目のHIT!! さすが魚運に恵まれた男は違う。しかし、ヒット後のまるさんの様子がちょっとおかしい?!
『止まら〜〜〜ん!!』という絶叫と共に、リーダーブレイク… 後ろから見ていた自分にはわかったのだが、ティップが叩いていたので恐らくマグロではない。『ありゃGTでしたよ』とまるさんに告げると、『そんなの今狙ってないって〜〜!!』とまた絶叫…(^^;
かなり魚ッ気が出てきたので、まだ車で寝ているみのさんをまるさんが起こしに行く。みのさんは完全に寝ぼけモードだが、とりあえずキャスト開始。するとどうだろう… あれほどまでに堤防に近いところでヒットしていたキハダの群れが、遥か500m沖まで遠ざかってしまった。結局、みのさんが寝ていた3時間のみ魚の反応があり、彼が起きてからはまた死の海に戻ってしまったのであった。
恐るべし死臭病…
| TACKLE 1 | |
| rod: | SHIMANO OCEA GT 97RS |
| reel: | DAIWA SALTIGA Z6000 + 6500spool |
| line: | YGK YOTSUAMI ULTRA DYNEEMA #8 (100lb) |
| spacer: | YGK YOTSUAMI POWER HUNTER #30 (220lb) |
| leader: | VARIVAS SHOCK LEADER NYLON #80 (220lb) |
| fighting leader: | YGK YOTSUAMI SEA HUNTER #80 (330lb) |
| lure: | HAMMER HEAD G-CUP |
| TACKLE 2 | |
| rod: | SMITH WRC88C/40 |
| reel: | DAIWA SALTIGA Z6000GT |
| line: | VARIVAS AVANI GT #8 (100lb) |
| spacer: | YGK YOTSUAMI POWER HUNTER #30 (220lb) |
| leader: | VARIVAS SHOCK LEADER NYLON #80 (220lb) |
| fighting leader: | YGK YOTSUAMI SEAHUNTER #80 (330lb) |
| lure: | HAMMER HEAD E-CUP |
| TACKLE 3 | |
| rod: | MCWorks WILD BREAKER 103HS |
| reel: | SHIMANO 98TWIN POWER 8000H + ADT spool |
| line: | YGK YOTSUAMI ULTRA CASTMAN #4 (62lb) |
| leader: | DUEL AILE SW SHOCK LEADER FLUORO #28 (80lb) |
| lure: | TACKLEHOUSE K-TEN BLUEOCEAN 175S WORKS |