--- vol.5 ---
Final Challenge
いよいよ今年のショアGTシーズンも残すところあと僅か。今年最初の釣行でいい思いをしたものの、その後は怪我はするわ、GTは掛からないわの悲惨な状態が続いている。しかし潮的にはこれが最後のチャンスだと判断し、休みを取って約10日間の連続釣行に挑むことにした。パートナーはみのさん。彼にとっても、これが雪辱を晴らす今年最後のチャンスである。
一晩限定で挑むJerremyくんとフェリー乗り場合流し、いざ出陣!! 3人とも、シーズン終盤ということで望み薄かもしれないという覚悟はできているものの、心のどこかで最後の爆発を期待してしまうのもまた事実。現地の状況が気になって仕方がないため、3日前から現地入りしている丸山さんに電話で状況を確認すると、なんとここ数日かっぽれ祭り大開催中というとんでもないニュースが入ってきた。
嫌が応にも高まる期待。しかし、丸山さんの「今日はちょっと落ち目になってきた」という一言が脳裏に焼きついて離れない。。。
Day Game
現地到着後、早速タックルの準備に取り掛かる。夜用のタックルの他に、今回は昼磯用のタックルも準備する。昼磯のGTは確率的になかなか難しいものがあるかもしれないが、カスミくらいなら釣れるのではないかという目論みと、技工士さんのルアーのテストを兼ねての昼磯アタックである。

Jerremyくんのカスミ。ルアーはK-TEN175シンキング・ワークス。
タックルセット終了後、自分は仮眠を取ることにしたが、Jerremyくんはタックルを持って調査に行き、カスミをゲットしてきた。夕マズメ、今度は一緒に磯を攻めたが魚の反応は一切なし。本来行く予定にしていた、潮通し抜群の地磯に時化で近づけないのが口惜しい。
THE DUEL
そして待望の夜。自分、みのさん、Jerremyくん、丸山さん、そして福上さんの5人で釣り開始。ベイトの気配はそこそこあるが、GTの活性は最高潮からは程遠い感じを受ける。散発するボイル目掛けて大型ポッパーを打ち込むが、反応薄。そこで、出発前に寄ったBWHで購入したライブベイトGT-γ160にルアーチェンジ。このルアーは、本来はイレギュラーなダートアクションでGTのバイトを誘うルアーだが、それを夜にやるとミスバイトが頻発する恐れがあるため、カウントダウン後のタダ巻きで様子を伺う。

膝を使って魚を寄せる。体格に恵まれているわけではない自分がロングロッドで巨大魚を寄せるためには、全身を使ってロッドを起こさなければならない。
すると、数投目に足元でバイト!! しかし乗らないので誘いを掛けると追い食いしてきたが、それでも乗らない。サイズは小さかったようなのでギンガメかカスミかもしれないが、魚とルアーの波長が合っているのは間違いないようだ。
しばらくして時合が来たのか、ベイトに狂ったGTが沖目で派手にボイルを始めた。正確な数はわからないが、少なくとも同時に5〜6本は出ている。その光景を初めて目の当たりにしたJerremyくんは興奮した表情でポッパーを大遠投している。暗闇でわからないが、きっと彼の目は見開き充血していたに違いない(笑) 状況的には、彼のポジションが一番ボイルに近く、自分のポジションがボイルから一番遠い。皆がポッパーを派手にポッピングする中、一人離れたところで地味にライブベイトをタダ巻きしていると…。
前兆なくロッドごと引っ手繰るようなアタリが手元に伝わり、反射的にアワセを喰らわすと、凄まじい勢いでドラグを引き絞る!!

ロッドを立てて魚の引きを全身で受け止める。
『よっしゃあ!!!!』
という雄たけびで周囲にヒットを告げ、戦闘開始。誰かの『えぇ〜っ、そっちぃ!?』という声がちょっとだけ心地よい(意地悪ですか? 笑)。
ロングロッドを立ててファイトし、魚の引きを全身全霊で受け止める。しかし魚はまったく止まる気配をみせず、一気に30mほどラインを引きずり出して行く。ドラグは手元で11kg掛けているので、ロッドを立てた状態なら12kgは掛かっているはずだが、そんなことはお構いなしに魚は突っ走って行く。これ以上走られると寄せがやっかいなので、スプールを軽くサミングして魚にプレッシャーを与えると、50mほど走ったところでようやく止まった。
70mほど沖でのヒットだったので、これから120mラインを回収しなければならない。膝を使ったフットポンピングをひたすら繰り返し、地道に、しかし確実に距離を縮めていく。と、沖60mラインで突然手元に根ズレの感触が伝わる。突然のピンチに弱気な心が顔を出すが、ラインのテンションを一瞬緩めて魚の進行方向を変え、なんとか根を回避。
さらに手前10mほどまで寄せたら、今度は真下に突っ込むファイトに少々手を焼く。だが、周囲のアドバイスの甲斐もあり、魚を浮かせることに成功し、ランディング完了!!

今期自己最高となる42kgのGT。その力強いファイトに敬意。
実測42kgの立派なGT。自身通算3本目の40kg台を獲れたことにももちろん満足だが、このサイズ相手にほぼイメージ通りのファイトを展開できたことが何よりも嬉しかった。
| タックル | |
| ロッド: | シマノ オシアGT 97RS |
| リール: | ダイワ ソルティガZ6000 + 6500スプール |
| メインライン: | よつあみ ウルトラジグマンX8 8号 (113lb) |
| スペーサー: | よつあみ パワーハンター30号 (220lb) |
| リーダー: | 山豊テグス ナイロン80号 (240lb) |
| ファイティングリーダー: | よつあみ シーハンター80号 (330lb) |
| ルアー: | カーペンター ライブベイトGT-γ160 |