今年に入って2回の遠征(1. 2.)で計8本のGTを揚げ、一通りの満足感を得てしまった今年のショアGT遠征シリーズ。正直、堤防から魚を釣るということに以前ほど刺激を受けなくなってしまっている自分としては、もう今年は堤防には行かなくてもいいかなと思っていたのだが…。
とある木曜日。チームメンバーの技工士さんから遠征の誘いを受ける。これまで2回ほどの遠征経験のある彼だが、過去2回ともGTの回遊のタイミングと合わず、未だGTを掛けた経験はない。今回は他に同行者がいないため、保護者(?)として自分に同行して欲しいとのことだった。正直金も尽きかけているので迷いに迷ったのだが、釣れそうな”匂い”がしていたのと、交通費は技工士さん持ちというのが決定打となり同行することにした(笑)
現地到着後、昼の間にルアーのチューニングなどをして夜に備える。今回も懲りずに昼磯を攻める予定だったのだが、満潮を前に車から出るのを躊躇うほどの強風&大雨…。またしても悪天候下での釣りを強いられることになりそうだ。
夜が近づくにつれ、技工士さんの口数が少なくなっていく。これまでの釣行とは異なり、今回は高い確率でGTが回遊しそうだということで、極度の緊張に襲われているようだ。まだこの釣りを始めたばかりの頃、自分も多少は緊張したものだったと、ふと昔を振り返った。それなりの経験を積んできた今、技術や体力は確実に進歩したが、それと引き換えに始めたばかりの頃のワクワク・ドキドキ感を失ってしまっている。それがちょっとだけ寂しい。
夜10時を回ったころだったろうか。やや遠方ではあるがベイトの群と共にGTが入ってきた。前回・前々回と比べて、魚の数は圧倒的に多い。だが、ポイントが遠くメインの群は射程範囲外のため、下げ潮に乗って群からはぐれてきた個体を拾っていくしかない。そんな微妙な状況下で、ついに技工士さんにヒット!! だが、数秒ファイトしたところでポロリと外れてしまった。その後、また技工士さんにヒットし、今度はフッキングも完全に決まった。だが、腰を落として引きに耐えていたところで、ラインブレイクし後ろに引っくり返ってしまった。魚との引っ張り合いで自分が後ろにこけるようなことがあるとは思ってもいなかったらしく、ちょっとビックリしている様子である(笑) ブレイクしたリーダーをチェックしてみると白くザラザラになっていたので、どうやらサメ肌ズレだったようだ。
さて、自分のほうはバイトミスの多さに大苦戦。風の影響が少ない場所は技工士さんに譲っていたので、自分の場所は強烈な横風に晒されており、ポッピング後にルアーを定位させることができずミスバイトのオンパレードである。5回ほどミスバイトが続いたのち、やっとのことでフッキングに成功!! かなりリーフに近い場所でヒットしたため、アワセと同時にロッドを立てたまま後ろに3回飛び、魚の頭を無理矢理こちらに向ける。強引極まりないファイトだが、一旦リーフに走り出したGTはそう止められるものではない。ならば、魚が走り出す前に機先を制するしかない。突然の出来事に何が起きたのか理解できていないGTは、素直にこちらまで寄ってきたが、途中でふと我に帰ったのか突如として下方向への強烈な突っ込みをみせる。だが、それは想定の範囲内。ロッドパワーを最大限に発揮して突っ込みに耐え、ランディング成功!! 25kgのレギュラーサイズだった。
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その後、技工士さんに再度ヒットしたがスイベルとのノット部を歯で噛まれてブレイク。これが彼の最後のヒットとなり、結局今回も初GTはお預けとなってしまったが、やっとGTとコンタクトできたことでかなり勉強になったようだ。自分のほうは、ミスバイトに苦しみながらももう一回掛けたのだが、ヒットと同時に物凄いスピードで手前に走られてしまい、超高速ライン回収でなんとかテンションを掛けたときには魚は堤防の基礎の下。ラインを出すことも張ることもできない状態に陥ってしまい、結局メインラインが基礎部に擦れて呆気なくブレイクしてしまった。どんなにリールを速く巻いても魚のスピードには追いつくはずもなく、回避不可能なブレイクではあったのだが、なんとも後味の悪い終わり方をしてしまった。
潮が下げきってからはベイトの気配もGTの気配も完全になくなってしまい、ゲームセット。昼磯への想いが大きくなるにつれ堤防に飽きがきているのは偽らざる事実だが、やり残した仕事 −50kgオーバーを獲る− を済ませるまでは、まだこの釣りを辞めるわけにはいかない。
| タックル | |
| ロッド | 六畳工房 Landbase Addiction 970 |
| リール | ダイワ ソルティガZ6000+6500スプール |
| ライン | よつあみ ウルトラダイニーマ8号(100lb) |
| リーダー | ナイロン60号(200lb)+ナイロン100号(300lb) |
| ルアー | ハンマーヘッド 泡舞 G-カップ |