--- vol. 8 ---

もはや涙も枯れた

昨年12月中旬以降、青物に関してはまさに連敗街道まっしぐら。近年の冬としてはかなり寒かった1〜2月に、海水温が思いっきり低下してしまったことが主な敗因ではあるが、それにしても釣行回数にして10連敗以上、釣行日数にして約20日間のノーフィッシュというのは、目を覆うばかりに酷い(T_T) この間、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、果ては南薩諸島にまで遠征を繰り返したが、バイトすらない極めて厳しい状況が続いていたのであった。

行くっきゃねぇってよ!!

この散々たる状況で迎えたGW終盤戦。すでにGW中盤に長崎で青物玉砕を喰らっていたのだが、新月の大潮ということで、わずかな可能性に賭け、また長崎に特攻するつもりでいた。そんなとき、知り合いのPさんから『カンパチ回っとるよ』という緊急情報が入ってきた。当地での僕の師匠であるHさんに電話し、さらなる状況確認をすると、『3日前くらいからカンパチが入っていて、一日10本ペースで上がっとる』とのことであった。

さらにその日の夕マズメ、Pさんが4ゲットという追加情報が入り、居ても立ってもいられなくなった我々は、ショアカンパチ退治に赴くこととなった。ショア青物は情報の新鮮さが重要というかすべてであるため、情報が入ったらいつでもどこにでも行けるよう、常にフットワークを軽くしておかないと、なかなかいい釣果にはありつけない。

2年ぶりの再会

ブリ上げも可能なサイズだったが、ここは慎重にタモを使う。
夜中にまるさんの車で出発し、翌日明け方4時前に現地到着。仮眠を取ってから釣り開始といきたいところだが、最近は5時には薄明るくなるので、眠い目を擦りながらタックルをセットする。すると、Hさんが声を掛けてきてくれた。実に2年ぶりの再会になんとも言えない嬉しさが込み上げてくるが、ゆっくりと感傷に浸っている時間はない。時合いはもうすぐそこまで迫っているのである。

ポイントとなるテトラ帯に降りていくと、一足先に地元アングラーがストラクチャーのあるポイントに入っていった。『あ〜、やっぱりポイントはその周辺なんか〜』と思っていたその矢先、その地元アングラーにHIT!! 魚をストラクチャーから剥がし、手前に寄せたあとはテトラをかわすため、ドラグは1mmも出すわけにはいかない。地元アングラーは膝を使った超ショートポンピング(要するにゴリ巻き)で魚を寄せ、一気に抜き上げ!! 上がってきたのは3kg半程度のカンパチだった。

魚がいるのは間違いないようだ。地元アングラーがフックを外している間に、ストラクチャー周りにジグを通し、ショートトゥイッチを絡ませたファストリトリーブでジグを引いてくると、足元までカンパチが追ってくるのだが、バイトには至らない(><) その様子を高台から見ていたHさんから『魚のサイズがあの程度しかないから、ジグが速いと追いきれちょらん。ゆっくりシャクってみ。』とのアドバイス。(注:Hさんにとって3kg台は「ネリゴ」)

ついに青物連敗脱出!! 長かった…(涙)


アドバイスどおりにスロー気味にシャクってみると、ジグに『ゴゴッ』というアタリはあるのだが、どうも喰いが渋いようで乗りが悪い。そうこうしていると、また地元アングラーに同サイズヒットし、『うぉりゃ〜!!』の掛け声と共にブリ上げ!! うーん、男だ(^^;

この魚が上がったあと、5分ほど誰にもアタリがない時間が続いた。サッカーではないが、ここまではアウェイの釣りに完全に苦戦させられている。ふと『もしかして魚がスレ掛けかけている?』と考え、前々日に購入したK-TEN 140S WORKSをポイントのキャストしし、10秒ほどカウントダウンしてからトゥイッチ&トゥイッチの連続で攻めると、お見事ドンピシャHIT!! やっぱ渋ったときはミノーかよ!!

速攻でストラクチャーから魚を引き剥がし、テトラで擦られないように膝を使って寄せまくる。最後はHさんにタモ入れしてもらい、超久しぶりのショアカンパチゲット!!(^^) サイズは65cm2.5kgとやや小ぶりだが、贅沢は言っていられない。

それからはさらに魚の活性が下がってしまったので、活性を上げるためにポッパーを投げると、そのポッパーにアタックしてくるカンパチがいるのだが、相変わらず乗りが悪い。それ以降は、ポッパーに直接アタックはないのだが、やはりポッパーはカンパチの活性を上げる役目は果たしているらしく、全体的にアタリが遠のいているときでもポッパーを投げるとジグにアタリが出だす。ただし、ジグタックルに持ち代える前に他の人にヒットしてしまうので、自分の釣果には繋がらないティーザー状態である(ToT)

そうこうしているうちに、朝マズメの時合いは終了。全体で10本ほど上がっただろうか? 途中から参戦したPさんもしっかり一投目で4kgほどをゲット。さすが♪ この時点でまだボーズのまるさんは『ヤバイヤバイ』を連発(^^;

2nd Round

まるさん with 4kg弱のカンパチ。ところでその帽子は一体!?
そして場所を移しての第2ラウンド。周りではボチボチとカンパチが上がっているのだが、自分が選択したポイントにはカンパチがまったく付いていなかったようで、アタリどころかチェイスすらない有様である(涙) そんなこんなで諦め掛けていた午前10時。プチ場所移動をすると、ギャラリーのおっちゃんが『にいちゃん、あっちのほうでさっきからカンパチが水面に出とるよ。』と教えてくれた。ジグを数回キャストしたがアタリがないので、ミノーに代えるとアタリがあるものの乗らず。同じくこちらに移動してきたまるさんに、ポッパーを薦めてみる。ポッパーで活性が上がったところをミノーでいただくという悪魔の計画である(激爆)

すると、なんということかまるさんのポッパーにカンパチが『ガバァッ!!』と出るではないか。しかしアタリを弾いてしまったようだ。そこで、まるさんにトップで魚を乗せるコツを教えると今度はドンピシャHIT!! ポッパーをかっさらって一気に横走りする様は、隣で見ていても大興奮!!(でも俺の魚が〜 笑)

手前に寄せたあと、下への締め込みを耐えていると、ブロス11ftEXが『バッキーン!!』と真っ二つに折れてしまった(汗) だが魚はまだ付いていたので、そのままの状態で浮かせて、魚とロッドのティップを一緒にタモ入れ(笑) まるさんにとって、初となる良型青物であった(^^)

この魚を最後に反応が鈍くなったので、車で仮眠を取って夕マズメに賭ける。夕方には技工士さん、みのさん、JUNさんが合流し、ベストポイントで暗くなるまで振り続けるが、全体を通して完全なるノーバイト。そのとき、僕とまるさんは確信した。「この3人の中に死臭を放っている者がいる…(爆)」

そしてやっとジグで

70cm, 4kgのカンパチ。このくらいのサイズになるとファイトも一味違ってくる。
明けて翌日の朝マズメ。新しい群れが入っていることを期待してストラクチャー周りを5人で攻め続けるが、どうにもこうにもアタリなし。それもそのはず、前日と打って変わって潮がほとんど流れていないのである。カンパチがいないというわけではないはずなのだが。。

そこで、ポイントを少し休めておき、潮が動くまで少々待ってみることにした。5〜10分ほどして、潮が少し動いたのが確認できたので、シーフラワー80gピンクをキャスト。20秒ほどゆっくりシャクってきたところで、ロッドティップに「グッ」という感触が伝わる。しかしほとんど動かないので、『あちゃ〜、根掛かりかよ』と愚痴っていたのだが、5秒ほどしてグイグイ引き始めて!?!? 『おいっ、魚かよっ!!』 慌ててアワセを入れてファイト開始!!(^^;

本来ならヒットと同時に浮かせにかからなければやられるポイントで、ヒットから5秒ほど魚を放置していたため、底から離しきれていない。足元のテトラでやられないか冷や冷やものだったが、WB103HSのパワーを生かして一気に浮かせ、まるさんのサポートにより無事ネットイン!! 昨日よりも型のいい70cm4kgだった(満足)

その後は魚の反応がまったくなく、完全なる死の海と化してしまった。周りを見渡しても、釣れている様子はまったくない。どうやら群れは完全に移動してしまったようで、この魚は貴重な残り物だったようだ。結局このあとは、技工士さんが奇跡的に小さなアラカブを釣って終了。ショア青物の果てしない魅力と泣けるほどの厳しさを両方実感した釣行だった。
15cmほどのアラカブ。このくらいのサイズになるとフッキングも難しくなってくる(爆)

TACKLE 1
rod: MCWorks Wild Breaker 103HS
reel: SHIMANO 98 TWINPOWER 8000H + ADT SPOOL
line: YGK YOTSUAMI ULTRA JIGMAN X8 #4(62lb)
leader: DUEL AILE SW SHOCK LEADER FLUORO #26(80lb)
lure: MARIA SEA FLOWER 80g PINK
TACKLE 2
rod: ZENAQ MUTHOS 100HH
reel: SHIMANO 02 TWINPOWER 8000HG
line: YGK YOTSUAMI ULTRA CASTMAN X8 #4(62lb)
leader: DUEL AILE SW SHOCK LEADER FLUORO #26(80lb)
lure: TACKLEHOUSE K-TEN BLUE OCEAN 140S WORKS

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