SHORE JIGGIN'

---vol.13---

久しぶりの…

テラス状のハエ根をかわすためにロッドを立て気味にし、魚の頭を常にこちらに向けておくためにワンピッチのポンピングで寄せる。
実に久しぶりの青物となった、72cm、3.5kgのハマチ。
明けて2006年、気合を入れて行った初釣りは高波で釣りがほとんど成立せず、消化不良のまま帰宅。そのモヤモヤを打ち消すべく、本年第二弾釣行。当然ロックショアからの青物狙いである。夜明けから30分ほど経って、同行したあきじゅんさんときたちゃんに立て続けに良型サワラがヒット。今の時期のサワラは脂が乗っていて素晴らしく旨いので、自分もまずはサワラを狙う。ジグは前回サワラによく効いたいちジグ85g。ボトムからワンピッチで中層までシャクリ上げてきたとき、『ズンッ』と手元に重みが伝わる。ヨッシャ、一発でヒット!!

アワセと同時に頭の中でサワラの西京漬けが踊りだす。旨味成分を極力使わせないように(笑)、綱引きファイトで一気に寄せに入るが、サワラにしては重量感がありすぎる。無酸素運動状態でリールを巻き続けているので口には出せないが、頭の中では相手が青物であることを確信。だがサイズはまだわからない。手前での締め込みに備え、綱引きファイトを継続し可能な限りラインを回収する。相手が瀬際で反撃に出たとき、根に触れるのがメインラインだったら自分の負け。根に触れる部分がリーダー部まで巻き上げれていられれば、そこで初めて勝機が訪れる。

足元にはテラス状のハエ根が張り出しているので、魚がある程度寄ったところでロッドを立て、根ズレを回避しながらさらにラインの回収を行う。魚の頭を常にこちらに向けておくために、通常のポンピングは行わず、ワンピッチの超ショートポンピングで寄せる。途中、リーダーがハエ根を擦る感触が3度ほどあったが、騙し騙し魚を誘導し、最後は躊躇なく抜き上げ!! 実はファイト中はヒラスだと思っていたのだが、上がった魚を確認してみるとハマチであった。何はともあれ、久々の青物ゲットに素直に満足である。

さらに追加!!

ヒラス65cm、2.3kg。Angler's High一押しの俺シャバチャートバック炸裂!!
喜びのあまりヒレに食いつく(爆)
このポーズ久々…(感涙)
マコさんも同サイズのハマチゲット。
↑のハマチのあと、マコさんがサワラをゲットしてからはピタリとアタリが止まってしまった。潮の流れを読んでボトムから表層まで手広く探っていくが、反応はない。そこで、タイプのまったく違う俺のシャバジグ100gのチャートバックをセットする。先ほどとは異なるシェイプ・アクション・カラーで攻め、ヒットしない理由がルアーにスレたためかどうかを確認する。

ところが中層でのアタリはない。魚探に頼ることのできないショアジギングでは、魚が反応しないだけなのか、そもそもいないのかの判断が非常に難しいところであるが、このときは感覚的に『今は中層にはいない』と判断。そこで、サワラとハマチが釣れたポイントから少し離れた場所で、ボトムを探る戦略に出る。

比較的広いレンジを回遊する傾向のあるハマチやサワラと違い、ヒラスはボトムの障害物に沿って移動しているイメージが強い。水温が高い秋は、ヒラスもカンパチのようにボトムからルアーを追ってきて中層で喰うことも多いのだが、昨年12月の冷え込みで水温は14〜15℃程度まで落ち込んでいる。ベタ底にへばり付いているヒラスの姿をイメージし、根魚を狙うかのようなボトムパンピングでネチネチと攻める。ワンピッチのスロージャークなので、ジグはほとんど底から離れていない。ボトムの障害物周りで待ち構えているヒラスがいれば、ロッドティップを押さえつけるようなヒラス独特のアタリがあるはず…。

『グッ!!』

やはりボトムにはヒラスが潜んでいた!! 心の準備が完璧にできていたため、間髪入れず、しかし冷静にアワセを入れる。先ほどのハマチのときのように綱引きで一気に寄せたいところだが、自分の目の前には水面ギリギリのところに沈み根が見えており、ロッドを寝かせた瞬間にメインを擦ってしまうのは明白。そこでロッドを立てたままゴリ巻きで浮かせにかかるが、ボトムで掛けたため、いきなり手元にリーダーが根ズレしている嫌〜な感触が伝わる。ここで強引に引っ張ってしまうと、自分でリーダーをヤスリに掛けるようなものなので、リーリングを一瞬止め魚の向きが変わるのを待つ。このとき、魚が下向きに走るのを許してしまうとやはりヤスリに掛けることになってしまうので、パワーのあるロッドで魚をホールドしておく必要がある。魚は一方向に行けないことを悟ると、経験上、大体1〜2秒で向きを変える(ただし魚種による)。

”根ズレ→誘導→ゴリ巻き”を繰り返し、魚を慎重に、かつ確実に浮かせていく。寄せのときの重量感は大したことないため、それほどのサイズではないようであるが、掛けた場所がかなり不利なので気を緩めることはできない。最大の難関と思われた手前のハエ根は、4ヒロの80lbリーダーで無事クリアし、パンティさん直伝暴走ユニックでミサイル抜き上げ!! 65cm,2.3kgとやや小ぶりではあるが、今度は紛れもないヒラスであった。読みどおりにヒットさせ、スリリングなファイトを制しただけに充実感のある一匹となった。

この後、自分が写真などを撮っている間に、マコさんが自分のと同サイズのハマチをゲット。またハマチとサワラがショアラインに回遊してきたかと色めきだち、中層を片っ端から探りまくるが、追加ヒットはなし。その後は潮も変わり、西の強風が吹きつけてきたため釣りが成立しなくなり、ゲームセットとなった。

読みがバッチリ当たった今回、充実感はひとしおである。次の課題はサイズ。ショアサイズを超えるようなヒラスを求めて、またルアーを大海原に打ち込む日々が来る。

タックル
ロッド MC Works' レイジングブル100XR(プロト)
リール ダイワ ソルティガZ4500
ライン よつあみ ウルトラキャストマン 4号
リーダー デュエル X-TENソルト 80lb
ルアー UZU 俺のシャバジグ100g チャートバック,
いちジグ85g