SHORE JIGGIN'

---vol.22---

千歳一遇のチャンスを…!!

釣り場自体がほとんど崖。究極のロックショア。
青物フォース不発のAGさんだったが、しぶとくシイラをゲット。
9月の冷え込みは一体何だったのかと思わせるような陽気につつまれた10月も過ぎ去り、迎えるは11月。これからの季節、時化の影響で磯に立てる日も限られてくるが、一方で冷え込みが始まってからがショア大型青物の本格シーズンであるというのもまた事実。このジレンマにヤキモキする季節だが、幸運にも今回の休みも磯に立つことができた。

”戦友”AGさんとチームを組み、いざ出撃。目指すは最大傾斜80度、究極のロックショア。たたみ一畳ほどの足場は一通りの荷物を置くとほとんど足の踏み場もないが、そんな不安定な足場でもフルキャストが身上である。

朝マズメから2時間ほどは上げ潮が走るが、理想的な流れとは言い難い。実際、上げ潮時はこれといった反応がないまま時計の針だけが進む。変化が訪れたのは潮止まり前。回収直前のいちメタル105gに4〜5kgクラスのヒラスが2匹チェイス!! しかし口を使ってくれない。足場が6m以上と高く、足元での小細工が一切できないので、一旦ジグを回収し魚の進行方向にキャストしてみるが、その後は反応が得られなかった。同時刻、崖越えして反対側のポイントに入っていたAGさんにもヒラスと思しきアタリがあったようだが、惜しくもフッキングしなかったそうだ。

しばらくして最高の下げ潮が流れ始めると、足元にキビナゴが溜まり始める。まずはシイラがベイトに付き、沖でチェイスを繰り返す。そして、シイラの気配がなくなったと同時に中層で青物がヒット!! かなり不安定な体制のままワンピッチのゴリ巻きでガンガン寄せる。つま先から先は傾斜80度・高さ6mの崖、そして海。魚に主導権を握られると酷い目に会うのは明白であるため、速攻で浮かせて抜き上げを試みるが、そもそも魚をブリ揚げる場所がないことに気づき、AGさんに決死の思いでギャフを入れてもらう。手元で見るまでヒラスだと思い込んでいたが、残念ながらまたしてもハマチ。秋のハマチは結構引くので紛らわしいのである。

その2時間後、いちメタル105gをボトムから5回ほどシャクリ上げたところで、ヒラス特有の押さえ込むようなアタリがあるもフッキングミス。ハマチはちゃんと掛かるくせに…。結局その後はAGさんがシイラと戯れただけで、青物の反応は止まってしまった。撤収の時間が近づいてきたこともあり、片付けを済ませる。だが、本当のドラマはここからだった…。

突如としてとてつもない数のキビナゴが瀬際に押し寄せはじめる。次から次へとキビナゴの塊が沖から入り、それを追って足元に5〜6本のメーターヒラスが出現!! 大慌てで道具を引っ張り出しキャストを再開するも時既に遅く、無念のゲームセットとなってしまった。時は白昼2時の出来事。そう言えば昨年大型ヒラスのアタリがあったのも真昼間1時だったことを考えれば、やはりこの釣りは一瞬たりとも気を抜いてはならないことを再認識した。

タックル
ロッド MC Works' ワイルドブレーカー103HS
リール ダイワ ソルティガZ6000 + 6000GTスプール
ライン よつあみ ウルトラキャストマン 4号
リーダー ヤマシタ ニュークロー 24号
ルアー いちなり工房 いちメタル105g(プロト)
カルティバ 激投ジグ85g