|
前回のレポートで『これからの季節、時化の影響で磯に立てる日も限られてくる』と綴ってから早1ヶ月半。まさにその言葉のとおり、この6週間一度たりともまともな状態で磯に立てたことはなかった。休みのたびに悪天候が重なり、巨大積乱雲による大雨・雷&竜巻(!)や、風速18m/s&波高4mなど、風裏ですらまともに立っていられないような劣悪なる環境の連続。無論、そのような条件下でまともな結果など出ようはずもなく、この間唯一釣れた青物は1.5kg程度のヤズのみ。理論上の「ベストシーズン」は悪天候という濃い霧に包まれ、毎日のように時計の針とカレンダーの日付だけが進んでいくのであった。
そんなこんなで山積した鬱憤が頂点に達しつつあったある日、ついにそれを晴らす機会に恵まれた。忘れかけていた晴天と凪の海。足元のうねりに気をとられることも、鬱陶しい横風に悩まされることもない。100%自分のマネージメント下でゲームを展開できる。そんな極々当たり前のことですら、たまらなく嬉しくなってしまう自分がいた。
薄暗いうちから磯に乗り、タックルをセット。前回同じポイントに入ったときにはベイトがかなり小さかったため、小ぶりのミノーやポッパーを使用する可能性を考慮して、普段よりややライトなラインとリーダーをセレクト。そのぶん、ノットには細心の注意を払う。
そして夜明け。朝マズメはポッパーやミノーで表層を探るつもりだったが、海面にベイトやフィッシュイーターの気配が感じられないため、一投目からジグで攻める。右から左への流れが差し込み、左側手前の沈み根の向こうに抜けている。アタるなら根のやや向こう、そこしかないというシチュエーション。正面真っ直ぐにキャストし、流れに乗せてダウンクロス気味に引いてくる。一回目の底取りは空振り。しかし、二回目の底取りから10回ほどシャクってきたところで「ドン!」
辺りはまだ薄暗いなか、久々の一投目ヒット。魚を沈み根から離すため、自分の体ごと磯の右側に移動。角度の問題でメインラインが根に擦れる危険性があるため綱引きファイトはせず、ロッドを立ててゴリ巻きファイト。相手は左の根に頭を向けて抵抗していたが、無理と悟ったのか右側に方向転換。これでほぼ獲った。あとは浮かせてそのままズリ上げ、タイドプールに放り込む。測定と写真は後回し!
未だ寝ぼけ眼だったいね嫁に『時合い!』とばかりに発破をかけ、2人で次の魚を狙う。が、あとが続かない。1時間ほど振り続けるも反応がないため、気分転換にさきほどの魚の測定と写真撮影。70cm 2.8kg。揚げたときは「3kgあるか?」と思っただけに少々残念ではあるが、まぁ贅沢は言っていられない。悶々とした6週間の苦しみを考えれば。その後、まったく同じポイントでいね嫁にアタリがあるものの、フッキングせず。粘ればまだ釣れた可能性もあったが、生憎この日は時間制限付きだったためゲームセット。今年も残りあとわずか。次なるチャンスは巡ってくるのか…?
|
| タックル | |
| ロッド | MC Works' ワイルドブレーカー103HS |
| リール | ダイワ ソルティガブラスト4000改 |
| ライン | よつあみ ウルトラキャストマン 3号 |
| リーダー | デュエル X-TENソルト 60lb |
| ルアー | ジグ 60g |