過去3年間、シーズンを問わず一年中磯に通い詰めてやっとわかってきたことがある。以前から薄々感づいてはいたのだが、今秋の前半を終了した時点でほぼ間違いないと思えるようになってきた。それを確信にまで高めるため、ジグタックルを置きプラグタックルのみを持って磯に立つ。通年ジグを中心に投げている自分にとって相当に勇気のいる決断ではあったが、退路を断つつもりでプラグのみを持参。すべては今秋のうちに対青物のプラグゲームを確立するためである。
早朝まだ夜が明けやらぬうちから、サブサーフェスルアーを打ち込む。15分ほど同じルアーで通してみるが、全くもってしっくりこない。言いようのない違和感に、堪らずルアーチェンジ。朝マズメの短い時合いをダラダラと過ごすわけにはいかない。その日その日のヒットパターンを迅速に見つけることが鍵なのだ。どうも水中系のルアーに魚が反応するイメージが湧かなかったため、ペンシルポッパーに変更。これを細かなスプラッシュを上げさせながらドッグウォークさせてヒラスを誘う。イメージ通りの動き。ルアーと自分のイメージがシンクロしている感覚。ジグにしてもプラグにしても、この感覚がないと「釣った」ではなく「釣れた」になってしまう。
ペンシルポッパーに変えて5投目だったろうか。磯際20m辺りで「ガバッ」と出た。手元に僅かな重みが伝わるが、乗っていない。魚の姿は目視できないが、水中から魚の視線というか殺気がルアーに向かっているのを感じる。「次は必ず乗せる」という心意気でペンシルポッパーを続けてドッグウォークさせる。そして磯際15m、、「ドンッ」今度こそ乗った!!
10kgほどに閉め込んだドラグを、威勢良く5mほど引き出していく。ラインが出されている2秒間を逆に利用し、魚のサイズを目で確認しつつ、ファイト位置を決め、移動するという一連の動作を完了させてしまう。相手は4〜5kgといったところか。右斜め前方に走る相手に対し、磯の形状を考慮して自らが左側に移動して強引に寄せることにする。この辺りの判断は頭で考えていては遅く、体が勝手に動くくらいでなければ海中を疾走するヒラスのスピードにはついていけない。約2秒間のランが止まったときには、自分も足場のよいファイトポジションに移動済み。そこから一気に綱引きファイトで寄せる。魚は突然の違和感に頭を振って暴れまわっているが、こちらの知ったことではない。問答無用の綱引きで浮かせ、水面で暴れ狂う魚をそのままゴボウ抜きして勝負あり!!
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ナイスプロポーションのヒラス4kg。ヒットから抜き上げまでに要した時間は15秒ほどだったろうか? 狙い通りトップで出したこと、臨機応変に磯上で移動したこと、綱引きで一気呵成に勝負を決めたこと、躊躇なく抜き上げたこと、それらのすべてが磯に立つ前にイメージした通りだった。
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| 派手な出方の割には小さかったヒラゴ2kg。 |
| タックル | |
| ロッド | MC Works' レイジングブルXR-2 |
| リール | ダイワ ソルティガZ6000 |
| ライン | よつあみ ウルトラキャストマン 6号 |
| リーダー | ヤマシタ ニュークロー40号 |
| ルアー | プラグいろいろ |