気温と水温の低下に伴い、ショアヒラスのベストシーズンとなってきた。今シーズンはこれまでのところ、本数、型ともに悪くない成績を残しているのだが、実のところ、ヒラスの反応(チェイスなど)は釣り上げた数の5倍はあった。つまり、「掛けきれない」ことがあまりにも多すぎる。
確かに今シーズンは、磯際で目視できるベイトが例年よりも少なく感じられ、そのためヒラスの活性がやや低めなのは偽らざる事実だろう。実際、これだけチェイスがあって掛けきれないのは今シーズンが初めてである。だが、ルアーに反応してきている以上、ある程度の喰い気があるわけで、そこからバイトに持ち込めないのは、やはり釣り手のスキルの問題と言わざるを得ない。
わずか30分の間に7チェイスあるもノーヒットなど、悶絶するような日もあった。特にそのうちの一発は、ちょっとお目にかかったことがないような超弩級サイズのヒラス。女子用ハンドボールくらいの直径がある口が、自分の操るトッププラグの後ろで「ゴッバァァァァア」と出るも、あと一歩のところで喰わせることができなかった。何キロじゃなくて、何十キロ?という感じの迫力。とにかく、磯からヒラスを狙い始めて、これまでで最も衝撃的なシーンであった。
的外れなことをやっていれば、そんな魚の反応が得られるはずがないので、核心にあと一歩まで近づいているのは間違いないと思っている。ただ、最後の、あともう一つの「何か」が足りない。最近は、釣行の度にその「何か」を追求する日々である。
釣行前日。タイドグラフを凝視しながら思考を巡らせる。正直、釣行日の潮はあまり良くはないのだが、限られた条件の中で確率的に一番有望だと考える磯を割り出し、そこに乗った。磯に乗ったらもう待ったなし。あとはここでベストを尽くすだけ。
決まって大型が出てくる時間帯に集中して投げ込むが、さっぱり反応がない。隣の磯で投げているいね嫁の様子を横目で見るが、やはり反応はなさそうである。あっという間に大型の時合いは終了。これからの時間帯は出ても5kg止まりであるが、ベストを尽くすと決めたので、挫けずにキャスト続行。
磯とほぼ平行に投げて、ハエ根の際を探っているとヒット! スイスイ寄ってきてポンっと抜いた。
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ヒラス 3kg。まぁ、一応ボーズは免れた。このあと、磯際で何度も出てくるが、チェイスするだけで喰ってこない。サイズはやはり3〜5kg程度だが、追ってくる姿が見えるのに喰わせられないのは精神衛生上、非常によろしくない。いね嫁にもチェイスがあったようだが、やはり見切られてバイトに持ち込めなかったようだ。
やはり「何か」が足りないのである。今シーズン中にその「何か」を見つけることができるか? 答えは誰も教えてくれないし、きっと誰も知らない。自分たちで悶絶しながら、見つけていくしかない。
その過程が、苦しくもたまらなく楽しい。
| タックル | |
| ロッド | MC Works' レイジングブルXR-2 |
| リール | ダイワ ソルティガZ6000 |
| ライン | よつあみ ウルトラキャストマン 5号 |
| リーダー | ユニチカ 飛翔 30号 |
| ルアー | プラグ |