堤防シイラ2007

---vol. 2---

シーズン第2戦 初日

今シーズン第2戦目となる堤防シイラへ。前日吹いていた北東の強風は夜の間に嘘のように緩んでおり、夜明け1時間前の堤防上では3m/s程度の微かな北東風が吹いているのみであった。案の定、朝マズメはほとんど魚の気配ナシ。しかし、午前9時を過ぎたあたりから風が強まり、ポツポツとアゴとシイラの回遊がみられるようになってきた。

眼前の海を広範囲にかつ注意深く観察していると、100mほど沖でアゴが一斉に飛び出すのを確認。周囲のアングラーはまだ誰も気づいていない模様だったので、素早く立ち上がって即キャスト。ヤンバルのtype"S"を大遠投しつつ、ピンポイントに打ち込む。そして、リトリーブ開始後に即ヒット&即バレ。そのままリトリーブを続け、数匹いるシイラの近くを通したところで喰わせのアクションを入れるとまたヒット!! 勢いよくラインを出していくのでオスだと思われるが、引きは130オーバーのそれではない。「恐らく120程度のオスだな」と思いながら寄せているとまたポロリとフックアウト。1時間ほど経過したのち、足元に回ってきたシイラをtype"S"で掛けるが、また即バレ。「食いが浅いな〜」と心の中で愚痴をたれながらながら再キャストし、ルアーに視線を向けたシイラに対して喰わせのアクションを入れてやるとまたヒット。今度はしっかりフッキングしたようである。サイズはやはり120程度だが、今度はメスである。ロッドを寝かせた状態で綱引きして魚を強引に制しつつ、いね嫁に群れの位置を知らせたりするが、なかなかヒットしない。あーだこーだとアドバイスをしているうちに、自分の魚はまたフックアウト。

身代わりファイトしてもらった魚にギャフを入れる。
2人で獲った110cm程度のメス。ルアーも無事回収(笑)
その後、潮止まりを迎えてからはピタリと魚っ気が消えてしまう。しかし風は順調に吹いているので、夕方には魚が入ってくるだろうと予測を立てていると、案の定午後3時を回った頃から堤防付近にアゴの気配が出てきた。約1時間遅れでシイラも回遊してくるようになったのだが、総じて活性が激低。かなり渋い。そんな中、なんとか一本掛けることに成功。ファイト中に隣のアングラーのルアーが自分のラインに絡んでしまったのだが、これが思わぬドラマを生むことに。絡んだ位置がランディングに影響しなさそうだったので、そのままファイトを継続して、落としダモでランディングを試みる。すると、落としダモを見て興奮したシイラが一気にタモの下に潜り込んでしまい、タモとメインが擦れてブレイクしてしまった。「あ〜、切れちゃった〜」と残念がっていると、ラインが絡んだ隣のアングラーが「あれっ、俺のについとる!?」 なんと隣のアングラーの絡んだラインはほどけずに、そのまま身代わりファイトとなったのである(笑) 落としダモを使うとまたブレイクしそうだったため、ギャフを掛けてランディング成功!!

まるでコントのような展開だったが、何が起こるかわからないのもまた釣りの醍醐味?である。とにかく魚を上げることはできた。しかし、この日は結局いね嫁にヒットしなかったので、滞在を一日延長することに。風は未明にやんでしまう予報ではあったが、辺りをふらついているシイラの回遊に期待して翌日に臨む。

シーズン第2戦 二日目

明けて翌日。風は南の微風になっており、想像以上の凪。「さすがにこりゃ厳しいか〜」と思いつつも、過去の記憶から凪の日のパターンを割り出し、最適と思われる立ち位置とルアーを選択する。凪の日はやはりアゴペンの使い勝手がいい。飛距離も出るし、ジグよりも効果的な喰わせのアクションを演出しやすい。朝マズメに隣の中学生アングラーに単発回遊のシイラがヒットするも、惜しくもラインブレイク。その後は3時間ほど何もない時間帯が続いた。暇なので、いね嫁のキャスティングフォーム改良のための練習をしながら時間を潰す。ロッドと新しいフォームの相性を見極めるために、自分がいね嫁のロッドを借りて試投した直後のことだった。タイミング悪く、8〜10匹ほどのシイラが足元に回遊してきたのである。慌ててルアーを回収しながらシイラの色を確認すると、最初の1〜2匹はルアーに反応しそうな色合いである。南風ベタ凪のコンディションからして、本日最初で最後のチャンスらしいチャンスであることは間違いない。ここで、いね嫁のロッドを手にしている自分は難しい判断を迫られる。許された時間は、シイラがいる場所にルアーが到達するまでの約10秒。

(1) シイラがルアーにヒットしないように高速回収していね嫁にロッドを渡し、いね嫁がキャストする。
(2) リトリーブの途中でいね嫁にロッドを渡す。
(3) とりあえず自分がシイラを掛けて、それからいね嫁に渡す。

いね嫁のシイラのランディングシーン。右下に見えている白いのが、ギャフを構えている自分の帽子(笑)
「いね嫁に釣らせる」という目的からして、優先順位は当然(1)>(2)>(3)。(1)が理想的なのだが、シイラがいね嫁の立ち位置と反対側に泳いでいっているため、短いチャンスを逃しかねないということで却下。(2)は、ロッドを渡すときにどうしてもルアーが止まってしまうため、すでにルアーを意識しつつあるシイラに見切られる可能性が高いのでやはり却下。結果、仕方なく(3)を選択し、アゴペンのほうを向いたシイラに喰わせのアクションを入れてヒットに持ち込む。アワセを入れたあと「はい、頑張って」とだけ伝えてロッドを渡すと、いね嫁は一瞬面喰っていたがすぐに状況を理解したようでファイト開始!! そして、自分はレイジングブルを手に取りながら、残りのシイラを素早く観察する。特別大きな魚もいないようなので、比較的活性の高そうな3匹のシイラにターゲットを絞ってキャスト。さっきとまったく同じアクションで誘うと、そのうちの一本が見事にヒット!! まずは自分の魚を技工士さんにギャフ入れしてもらい、次にいね嫁の魚を自分がギャフ入れしてランディング成功!!

いね120cmメス9.3kg、いね嫁108cmオス8.5kg。この条件で2本釣れれば上出来といっていいだろう。

タックル(いね)
ロッド MC Works' レイジングブル100XR-1
リール ダイワ ソルティガZ4500
ライン よつあみ ウルトラキャストマン 4号
リーダー ヤマシタ ニュークロー40号
ルアー ヤンバル type"S" 110g ブルーピンク
タイドプール アゴペン 100g アゴ

タックル(いね嫁)
ロッド ダイコー プレミア PMRJ-92MH(改)
リール ダイワ ソルティガZ4500
ライン よつあみ ウルトラキャストマン 3号
リーダー ヤマシタ ニュークロー30号
ルアー タイドプール アゴペン 70g アゴ